考える留学ブログ

高校で一年間New Zealandへ留学。2018年からはオーストラリアにあるGriffith Universityで主に観光について勉強している大学二年生です。日々の生活で思うことや皆んなに知ってもらいことなど更新していきます。

私が思うオーストラリアの人種差別について【オーストラリア大学留学】

Good morning~

 

今朝の4時半ですが昨夜からなぜかドキドキしてあまり眠れなかったので朝日を眺めた後にこうしてブログを書いているところです。

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今はこうしてウキウキしているのですが、昨日は少しショックなことが起こりました。

以前どこかの記事で人種差別について話したことがあると思うのですが、物を投げられたり叩かれたりという差別は受けてきませんでした。

 

昨日は学校からの帰り道を歩いていたら通り過ぎていく車の中から水風船を投げられて自分の着ていた洋服が濡れるということが起きました。いやぁよく命中させてくるよなぁ〜。って関心するところはそこでは無いのですが、投げられた時は一瞬何が起きたのかわからなくて思考停止しました笑

 

今までは車の中から大声出されて驚かされるとか暴言を吐かれたりとかいう一般的な体に触れない差別しか経験したことがなかったので今回は地味に傷つきましたし、これが人種差別なのかと海外で生活を初めて三年目にしてようやく理解しました。

 

中にはもっと酷い差別を受けたことがある人も沢山いると思います。私の差別は大して酷くは無いのですが、やはり日本では経験してきたことのなかった事だし、異国の地で生活している身でもあるので人種差別に関しては少し敏感に反応してしまいます。

 

少し私の経験を話すとオーストラリアへ来た当初はオーストラリア人と沢山絡むぞ!と楽しみにしていたのですが差別を受ける度に自分が「アジア人」である事を恥じるようになって自然とオーストラリア人に話しかけるのが怖くなった時期もありました。でも私の性格上負けず嫌いなので「なんで何もしてない私が怯えなきゃいけないんだよ」と思い始め最近では人種差別についてそこまで怯えていませんでした。

 

私が思う事1

人種差別を実際に受けているとふとたまに思うことがあります。

日本では誰もアジア人は白人より劣っているとは教育してこなかったはずなのになぜか私たちの心のどこかには「アジア人<白人」という方程式が出来上がっていませんか?不思議ですよね〜。アジア人は(日本人だけかもしれない)白人と比べて持っている権利が少ないという表現が一番しっくりくるでしょうか。そしてきっと白人の方々もアジア人に比べて自分達は上の立場に立っているということを実感している気がします。もちろんそんな人種など気にせずに接してくれる人も沢山いますが、やはり多くの人の中には人種間での上下関係の方程式は出来上がっているのではないのでしょうか?

 

ですが私達アジア人の中にも人種差別の観念は存在しています。例えば街でアフリカン・アメリカンを1人で歩いている時に見かけたら少し萎縮してしまいますよね。別にその人が何か悪いことをしたわけでもないのに怖いとか何をされるのだろうかという考えが頭の中を少し過ぎると思います。どの人種が偉いとかは誰も教えてこなかったのに私達の頭の中には自然に人種間のプライオリティが出来がっているのって不思議だし興味深いなぁなんて思います。

 

人種差別に関する歴史は沢山存在しますが、その歴史が存在する前から私達人間の頭の中には既に自分とは違う人種を嫌う性質があったのかもしれませんね。そう考えていくと人類学とかいう話になってきますが興味深いですよね。

 

私が思うこと2

人種差別をしてくる人は基本的に学歴が低い傾向にあります。実際に差別をしてきた人に聞いたことはないのですが服装や使っている言葉からその人たちの学歴はなんとなく想像できます。

 

確かに大学の中でオーストラリア人に会っても直接的な差別をされたことはありません。きちんと教育を受けている人は人種差別をすることによって自分に何の得もないことを理解しているんじゃないでしょうか。

 

私が思うこと3

高校二年生の時に一年間ニュージランドへも留学していたのですが、その頃は今ほど人種差別を感じたことはありませんでした。もっというと一度も人種差別なんていう経験したことありませんでした。ですが、オーストラリアへ来てから車から叫ばれるなどという経験が増えました。

 

これも私の考えなのですが、ニュージーランドには先住民族のマオリ族という方々がいます。もしかしたらこの方々がニュージーランドに存在することによって人種間の差別に関してはタブー視されているのかもしれませんね。だから私もアジア人だけど差別されてこなかったのかもしれません。

 

オーストラリアはニュージーランドに比べると人種差別が多いように感じます。でも私が住んでいるゴールドコーストは中国人、韓国人、日本人の観光客も留学生も多い街なのに人種差別が多いのは不思議だなとも思います。

 

 

今回は自分の経験も含めて人種差別に関して書きましたが自分の知識不足で何か間違ったことを書いていたらすみません。でもこうして日頃から人種差別を経験している私だから書けたこともあると思うしこうしてやっと文章化することができました。

 

また、オーストラリはニュージーランドに比べて差別が多いと感じたと書きましたが、どちらの国でも住んでいる場所によって状況は異なります。ニュージーランドへ留学していた友人でもすごい差別されたという人も沢山知っています。これから留学やワーキングホリデーを考えている方は私の記事を読んで「人種差別怖いからオーストラリアやめよう」とは考えて欲しくはないです。自分のやりたいことを実現できる場所へ足を運んで、生きて色々経験して欲しいです。だから私だけの記事に惑わされないでくださいね。もしかしたら行ってみて差別されることもあるかもしれませんがそんな時は私みたいに強く生きてください。私たちは何の罪も犯していないのにこそこそと生きる必要はありませんし、されたらされたで自分の人生の大事な宝物になります。将来振り返った時に「あの時あの場所でこんなことされたなぁ。ふふふっ」くらいに絶対になると思うので皆さんも海外での生活楽しんでくださいね。